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閻魔大王様

記事作成日:2023-03-20

ご覧いただきありがとうございます。

株式会社ムラカミ石材、事務員の原です。

以前のブログで、「法要・法事」についてお話させていただきました。

↓こちらが「法要・法事」についてのブログです。興味を持っていただけましたら、是非読んでみてください。

https://www.murakami-stone.com/2023/03/06/%e6%b3%95%e8%a6%81%e3%81%a8%e6%b3%95%e4%ba%8b/

その中で、亡くなると閻魔大王様の裁きを受け郷楽浄土へと導かれますと書かせていただきました。噓をつくと閻魔大王様に舌を抜かれるという有名な言葉がありますが、閻魔大王様とはいったいどんな神様なのでしょうか以前より詳しくお話しさせて下さい。

 

閻魔大王様の生い立ち

閻魔大王様は、インド神話で正法・光明の神様です。のちの死神と考えられていて、仏教では、冥界の王・地獄の王として、人間の死後に善悪を裁くといわれています。

「えんま」は、サンスクリット語の「ヤマ」の音写です。古代インド神話において、ビスバットの子、ヤマがいました。ヤマには、双子の妹「ヤミー」がいて双子の神様でした。ところが、ヤマは自ら死を選び冥界へと旅立ちました。人類初の死者と伝えられており、冥途の道を開拓しました。古代インドにおいて自ら死を選ぶことは悪とされていませんでした。兄のヤマの死後、ヤミーはヤマが死んだことを悲しみ続けました。この頃は、昼間しかなく、1日が終わることのない世界でした。気の毒に思った他の神々が夜を作り、時間で悲しみを解決させようとしたのです。すると、「昨日ヤマが死んだ。」「一昨日ヤマが死んだ。」と言っていたのが、月日がたつにつれ言わなくなり、涙することがなくなりました。その後、ヤミーも死に、冥途にいるヤマの所へ旅立ちました。それ以降、男性の死者はヤマが、女性の死者はヤミーが裁くようになりました。

 

魂を守ってくれる狗(いぬ)

人は亡くなると、三途の川を渡り閻魔大王様と対面します。閻魔大王様の近くには2匹の狗(いぬ)の「サーラ」と「メーヤ」がいます。4つの目と広い鼻を持ち、人間界と冥途を行き来し、死すべき人を嗅ぎだして、死者の魂を守って冥途に導く役目をいなっています。

転生輪廻

閻魔大王様は死者の善悪の行為に苦悩を与える恐ろしい神と伝えられています。生前の行為によって「六道」の転生をつかさどります。

〇「地獄道」・・悪行を重ねた者が責め苦を受ける憎しみに満ちた最も辛い世界で、期間も長いといわれています。生前の行いが悪い者の罪を償わせる為に、地獄道があるので罪の重さによっても苦しみの重さが異なります。

〇「餓鬼道」・・欲望の強すぎるものが生まれ変わる世界です。「餓鬼」という、ガリガリにやせ細り、皮と骨だけの姿をした鬼がいます。食料があっても食べれず、常に飢えと、のどの渇きに苦しみ続ける世界です。

〇「畜生道」・・生前に動物や、植物の命を粗末にした人が生まれ変わる世界です。人間以外の動物や虫などの世界であり、弱肉強食で強いものから常に命の危険にさらされます。本能のみで生きている為、仏の言葉に耳を傾けることができない、救いが少ない世界です。

〇「修羅道」・・生前に他人を蹴落とし、自分の地位と取得したり、醜い争いをした人が生まれ変わる世界です。「阿修羅」という戦いを好む鬼神が、天道の神々相手にむなしい争いを続けています。怒りに我を忘れて激しい戦いを繰り返し、苦しみや怒りが絶えない世界です。

〇「人道」・・私たちが住んでいる人間の世界です。苦しみに満ちてはいますが、六道の中で唯一、仏の教えを受けることができ六道から解放できる世界です。

〇「天道」・・苦しみや迷いがなく、幸福や快楽に満ちた「天人」が住んでる世界です。天人とは、生前に善い行いをした人のことで、人間よりも優れた存在といわれています。人の何倍もの寿命があり、長生きできますが、いつかは寿命がやってきて、また輪廻を繰り返します。

人間に必ずしも生まれ変わるとは限りません。

 

十王

仏教の考えでは、人の魂は死後、10人の神様によって、7日ごとに7回の裁判が行われます。そして、先ほどの六道の行き先が決まるのです。

〇「秦広王(しんこうおう)」・・亡くなってから7日後、1回目の裁判で「秦広王」という裁判官に出会います。生前の殺生の罪を問いただされます。人は生まれると、両肩に「倶生神(ぐしょうじん)」が宿り、一神は良きことのみを、一神は悪のみを監視しているようです。

〇「初江王(しょこうおう)」・・亡くなってから14日後、2回目の裁判で「初江王」という裁判官に出会います。ここには「奪衣婆(だつえば)」と、「懸衣翁(けんえおう)」という鬼がいて、通る際に故人の服を剝ぎ取ります。その服を木の枝にかけ枝のしなりぐあいで罪の重さをはかり、初江王の前に罪の重さをはかります。罪が軽い人は枝が曲がらず、罪の重いものほど枝がしなります。

秦広王の裁きを受けた故人が、三途の川を正しく渡ったかどうかが審議されます。また、生前に関わりがあった動物が呼ばれ故人についての証言を聞きます。

〇「宋帝王(そうていおう)」・・亡くなってから21日後、3回目の裁判で「宋帝王」という裁判官に出会います。多くの悪猫と、大蛇によって邪淫の罪が裁かれます。

〇「五官王(ごかんおう)」・・亡くなってから28日後、4回目の裁判で「五官王」という裁判官に出会います。人の五官(目・耳・鼻・舌・身)が元となる悪行や、罪を審理対象とし、特に噓に関する審議を行います。その際に、故人の罪の重さを量る秤を用い、罪深い人ほど重い分銅の大石を簡単に持ち上げてしまうといわれています。ここで、地獄行きを決定する、最初に判決を出す場所になります。

〇「閻魔大王」・・亡くなってから35日後、5回目の裁判で「閻魔大王」に、いよいよ出会います。五官王によって地獄行きを判決されても、判決が正しかったのかの審議を閻魔大王が確かめます。浄瑠璃という鏡があり、生前に犯した罪が全て映し出されます。閻魔大王は過去の裁判結果と、鏡に映し出された映像とで六道の行き先を判断します。王の中でも閻魔大王には、絶対的な権威があり、閻魔大王によって下された判決でほぼ確定します。

一説には、鏡に映し出された罪を見て、地獄の前まで連れていかれ「地獄へ行って罪を償ってこい!」と激しく責められましたが、先ほどの鏡に遺族の法要の姿が映し出されます。すると、「残された遺族や友達が貴方を思って手を合わせている。この者に免じて許してやろう。」という言い伝えもあります。

〇「変成王(へんじょうおう)」・・亡くなってから42日後、6回目の裁判で「変成王」という裁判官に出会います。閻魔大王によって六道に振り分けられた故人が、その中でもどのような場所に生まれ変わるのかの審理を行います。王の中では比較的寛容で、故人の意見や願いを叶えてくれるといわれています。

〇「秦山王(たいざんおう)」・・亡くなってから49日後、最後の7回目の裁判では「秦山王」という裁判官に出会います。ここで、最終判決が下されます。6つの道が示されており、それぞれ六道に繋がっています。ここで、来世の生まれ変わりが決定します。

 

秦山王によっても判決が決まらなかった場合、8番目の百か日の「平等王(びょうどうおう)」、9番目の一周忌の「都市王(としおう)」、10番目の三回忌の「五道転輪王(ごどうてんりんおう)」によって再審議を行います。最終的に三回忌の五道転輪王によって六道の行き先が決まります。

しかし、十王の中心になる閻魔大王の判決を覆すのは、なかなか難しいそうです。

今回は閻魔大王様についてと、亡くなってからのあの世のお話をさせていただきました。神様はご遺族様の供養もしっかり見て六道の行き先を決められます。転生輪廻して、もう一度幸せな人生を送ってもらうには、心のこもった供養が必要ですね。大切だった故人様・ご先祖様を思って今一度お墓参りなど、手を合わせてみてはいかがでしょうか。

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